矢野絢子『窓の日』雑感

少し余裕が出てきたので、矢野絢子さんの『窓の日』をじっくり歌詞を噛み締め、聞いていました。
元々、『闇の現』のような矢野さんの畳み掛けるような歌い方が好きなので、最初に心ひかれたのは『ふたつのプレゼント』でした。
矢野さんの好きな曲の上位は、『てろてろ』『ニーナ』『坊や』など、目を閉じて聴くと場面が鮮やかに浮かんでくるような曲ばかりです。
この『ふたつのプレゼント』も鮮やかに映画のように場面が浮かんでくる曲なんです。
しかも、両親が不仲の子供の切ない思いや、別れた父親の悲しさなどが心に響いてきます。
前にも書きましたが、基本私は頑固で狭量な性格なので、好き嫌いが非常に多いんです。
ガキさんを好きになった時、性格は早々変わるもんではないですが、人生観だけは『好きをいっぱい作ろう』と変えました。
まずは、物事の良い面を見ようとしています。
『ふたつのプレゼント』のフレーズで

自分らしく生きる事が
愛する事や許す事だと

という部分、今の自分の思いに近いと感じました。
『愛』は嫌いなんですけどね。
『一人の歌』『明るい方へ』なんかも好きなんですが、ついでに言うと、やっぱり私はピアノと一緒に映ってる矢野さんが好きです。
ジャケ写もショートカットで、やさしい表情で好きなんですけどね。
たぶんピアノに触れてる時が一番良い表情ができるのかもしれません。